なぜか寝る前の「徒然草」
昨日娘のめまいの記事をお読みいただいた皆さま、
本当に有難うございました。
おかげさまで、薬を飲んで回復に向かっているようです。
こんな気候なので、皆さまもどうぞお大事になさってくださいね。
ところで先日、兼好法師の徒然草の
「家の造りやうは、夏をむねとすべし‥」
を引用したブログを拝読して、思い出して読んでみました。
若い頃から、夜寝る前に徒然草を読むのが好きでした。
原文だけだと難しいので、解説付きのものですが、なんだか落ち着くのです。
最近、拙いブログを始めてから、
「つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」
の一文が時々頭に浮かびます。
(全く関係ないのに本当に畏れ多いですが)
一番好きなのは、盛親僧都(じょうしんそうず)という高僧の話です。
芋がしら(里芋の親芋)が大好きで、食べながらお経を読むほど。
病気になった時もこれを食べて治し、師匠の遺産を相続した時も、全てを芋がしら代に使ってしまいます。
この僧は美貌、大力、大食、学識、雄弁、全て備えているが、変人でわがままにふるまっていたのに、人に嫌われず、すべて大目に見られていた。
人徳があったのだろう。
というような話です。
私自身の好物が里芋の煮物なので、こんなに惹かれたのでしょうか(^^;
心の赴くまま、思い通りに生きる姿に憧れます。
他にも
「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」
「すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり」
など、兼好法師の美学、的な金言がいろいろあって折にふれて思い出します。
徒然草は、高校で教わった中で数少ない良かったもののひとつです。
長々と読んでいただき、有難うございました。
ところで今日は七夕ですね。
お天気はどうでしょう…
この前泊まったホテルにも、七夕飾りがありました。
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