ガルシア・マルケス「百年の孤独」
ガブリエル・ガルシア=マルケスが、1982年にノーベル文学賞を受賞した当時はかなり話題になりましたが、今の若い人はお酒の名前と思っているとか…
これまでなかなか読む気にならず、でも「百年の孤独」とは何なのかと気になっていた本をやっと読み終えました。
(ハードカバーも買ってあったのに、文庫本になると急に読みやすくなったような笑)
マジック・リアリズムと呼ばれる自然にシュール・リアリズムが混入している文章は、死者が普通に登場したり人が宙に浮いたり、150歳の老人がいたりして最初戸惑います。
読み始めは南米の地名や人名に馴染みがないのにも苦労しましたが、次第に荒唐無稽な事件の連続に引き込まれていきました。
かなり変わった一族の5世代にわたる百年間は、疾風怒濤のように過ぎ去っていきます。
日本人とは違った精神と肉体の強さに圧倒されました。
著者ガルシア・マルケスは大変な大家族で、おばあさんという人がかなり変わった人だったとか…
子供のころアラビアンナイトを夢中で読んだとか…
そういう背景を知ると、『百年の孤独』のたくましい女性や奇想天外なエピソードも少し理解できるような気がします。
著者のガルシア・マルケスはこの小説を書かないではいられなかったのだろう、溢れるように文章を紡いだのだろうと思いました。
ハッピーエンドではないので読後感は微妙ですが、ラテンアメリカの少し暗くそしてものすごいエネルギーを感じたのでした。
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