映画「青いパパイヤの香り」でベトナムを思い出す
この暑い季節にぴったりの映画でした。
昔見たことがあって、何十年ぶりかでまた見たのですが、今回見るとフランス人が憧れる東洋は、こんな感じなのだろうな~という印象でした。
ただそれだけではなく無気力な男性や甘やかされた男の子、しっかり耐える女性などが描かれていて、12歳の時にベトナム戦争を逃れてフランスに移住し、パリで育ったという監督ならではの映画でした。
時がすごくゆっくり流れるので、早回ししたくなりますが、まあ暑い時は焦らずのろのろ行きましょうということで、雰囲気に浸るのも悪くないかもしれません。
セリフがとても少なく、映像が美しくておしゃれなのですが、私には音楽がちょっと不気味に感じられます。
最初に見た時は、不協和音ぽいBGMと暗めの映像で、何か悪いことが起こるのかといういらぬ心配をしながら見たのでした。
子役の女の子が素朴でとてもかわいらしく、大人になったのを演じた女優さんは監督と結婚なさったそうですが、いわゆる欧米人がアジアンビューティーと思うようなタイプです。
男の人が働かずにぶらぶらしているところとか、長い黒髪をポニーテールにしてテキパキと働く細身の女性とか、6年前にベトナム、ホーチミンに旅行した時のあの暑くて湿気のある空気を思い出しました。
ベトナム料理とコーヒーが美味しくて気に入り、翌年もう一度訪れました。
そして二度目は冒険しすぎて食あたりになり、家族全員悲惨な嘔吐下痢で、やっとのことで帰国したのでした(^^;
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