サントリーホールで辻井伸行さんのピアノとヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
先週末、サントリーホールへ行ってきました。
ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ:辻井伸行
ぜひ聴いてみたかった辻井さん目当てだったのですが、指揮者のヴァシリー・ペトレンコさんは父がロシア人、母がウクライナ人‥
昨年ロシアのウクライナ侵攻直後、抗議の意味でロシア国立交響楽団の芸術監督を辞任したのだそうで、これは応援したくなります。
演奏中の撮影は禁止なのでその前に1枚
辻井さんの演奏は、
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番
初めて生で聴く辻井さんは本当に素晴らしく、涙が出るほどでした。
辻井さんは日本の宝ですね!
8年前の演奏ですが…(辻井さんが若い^^)
大きな拍手が鳴り止まず、アンコールを2曲演奏してくれました。
カプースチンのトッカティーナと
リストのコンソレーション(慰め)第2番
カプースチンはウクライナの作曲家です。
ジャズみたいで、おしゃれでかっこいい曲でした。
そして休憩後、
ショスタコーヴィチの交響曲第8番
第二次世界大戦中だった1943年の作曲です。
演奏者は100人近く、1時間越えの演奏はなかなか演奏機会が少なそうです。
ペトレンコさんはこの曲を選んだ時、まさかロシアとウクライナが戦うとは思っていなかったのだそうですが、今の時代にぴったりでした。
イギリスのロイヤルフィルハーモニー管弦楽団を聴くのは初めてです。
ポップスから映画音楽まで何でもカバーする親しみやすいオーケストラのようで、皆さん衣装も豪華でした。
バイオリンが30人、ヴィオラが12人、チェロは10人など大編成で、ティンパニ、小太鼓、銅鑼などの打撃音と最強の演奏はもの凄い迫力でした。
こちらも拍手が鳴り止まず、アンコールはやはりウクライナの作曲家
ヴァレンティン・シルヴェストロフの『沈黙の音楽』より「夕べのセレナード」
でした。
不協和音の轟音や重苦しさも感じる大作の後でほっとするような曲でした。
読んでいただき有難うございました🙇🏻♀️
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