「おいしいごはんが食べられますように」を読んでみた
高瀬隼子さんの芥川賞受賞作、
おいしいごはんが食べられますように
を久しぶりに文藝春秋を買ってきて読んでみました。
思ったより長い小説でしたが、読み始めると一気に読んでしまいました。
昔会社に勤めていた頃のことや、パートで事務仕事をしていた時のことを思い出したり、今はコンプライアンスの時代ですが、自分が社会に出た頃はセクハラパワハラは当然我慢しなければならないものだったことなど思い出しました。
今は職場の状況も昔より良くなったのだろうと思っていましたが、意外と昔と変わらず似たような状況もあるのだなあと感じました。
主要な登場人物3人はいかにもどこかにいそうではありますが、誰に共感するとか誰が嫌いとか簡単には決めかねるような多面的な描かれ方で、さすがは芥川賞の作品だと思いました。
題名で予想していたのとは違って、ちょっと怖い話でした。
久しぶりにもやもやと頭を使った感じです^^;
読みながらヴィーニョ・ヴェルデというポルトガルのワインを飲んでみました。
緑のワインとは?と調べてみると、完熟前の緑のぶどうを使うのが特徴で、微発泡でアルコール度も低いものだそうです。
炭酸がシュワッとしてこの時期にぴったりです。
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